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2024

引退ブログvol.4「くそお世話になりました」#15神田悠生

28期の神田悠生です。

まずはこれまで応援や支援をしてくださった、コーチ、OBGの先輩方、保護者の皆様本当にありがとうございました。たくさんの応援や支援のおかげで4年間不自由なくラクロスに全力を注ぐことができました。本当にありがとうございました。

ついに引退ブログを書く時がきました。万年平社員だった自分が熱い思いを綴りたいと思います。拙い文章ですが、最後まで読んでいただけると嬉しいです。


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ここからはまじめに。

10月26日。FINALで岡山大学にサドンビクトリーの末敗れ、僕たち28期は引退しました。正直なところ、あのチームの仕上がり具合、雰囲気、全てをとっても負ける未来が見えませんでした。勝ち以外ありえない、そう思っていました。2年、3年の時にリーグ戦に出させてもらいましたが、絶対にその時よりも自分自身もチーム全体も、強かったし、上手かったし、中四国制覇に貪欲だったと感じています。

しかし僕たちは負けました。なぜ負けたか。それは単純に岡大が徳大より上手かったし、努力してきたからだと思っています。試合内容は拮抗していました。しかし、最後の一点、あの一点に全てが詰まっていたと感じています。自分がスタンシューを決めていれば、ランシューを決めていれば、S字で決めていれば、そう思い返すこともしばしばあります。4年間のラクロス人生に後悔は微塵も感じていませんが、自分がもっと上手かったら、サドンの時にチームを救えたら、めちゃくちゃカッコよかったなあ、しぬほど嬉しかったやろなあって。みんなと全学の舞台立ちたかったなあって。そういった思いに耽る日も。


2年生の時、たけぞうさんという鬼エースの愛ある指導のもと僕とけいすけはオフェンスに入れてもらい、自分は両面MFとしてディフェンスにも入れてもらいました。自分はめちゃくちゃ頭が悪いのでしぬほどぞうさんとゆうまさんに怒られてきました。あの時は正直まったくラクロスを楽しめてなくて、練習後はけいすけと傷を舐め合う毎日でした。しかし、先輩に迷惑かけたくない、2年の自分が足を引っ張ってチームが負けたらどうしようという危機感から2年生の時は必死に食らいつこうとめちゃくちゃ自主練しました。その結果、2年のファイナルでは試合には負けましたが、点を決めることができ、人生でトップ3に入るぐらい嬉しかったことを覚えています。


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しかし、3年になると自主練しても成果が出ず、めちゃくちゃ伸び悩み、努力しても無駄なんじゃないかと思う日々で、次第に自主練に行く頻度も落ちていきました。それが仇となり、3年のFINAL4では、サドンで自分が放ったシュートがセーブされ、そこから始まった相手の攻撃で失点してしまい、敗れました。言葉にならないくらい悔しかったです。自分のせいで先輩を引退させてしまい、その時はショックで涙も出ませんでした。あの時自分を信じてもっと努力していれば、甘えを見せなければ、あのシュートは決まっていたのではないのかと。3年は課題の残る年でした。

そして迎えたラストイヤー。試験の関係で休部期間がありましたが、リーグ第3節の広大戦が僕の中でターニングポイントでした。少し遅かったのは重々承知しています。結果は引き分けでした。引き分け以上で一位通過はほぼ確実になる試合でしたが、試合内容はまったく満足のいくものではなく、細かいミスであったり、流れが向こうに傾くとそれを取り戻すことができなかったり、技術面でも試合運びの面でも課題だらけの結果でした。その後に見た、岡大はボコボコ点取って、一人一人の個の能力も高くて、このままでは絶対に勝てない、絶対に中四国制覇できない、この試合で、ものすごい焦りと危機感を感じました。帰りのバスでけいすけと2人で、俺たちが変わらないと。本気で気合い入れて残り1ヶ月半、死ぬ気で上手くなろう。そういった話もしました。そこから毎日欠かさず自主練にも取り組むようになり、徐々にその成果も出てきて、永遠の課題であったシュートも少しずつではありますが上達していくのを身に沁みて感じ、自分のプレーに自信をもてるようになりました。毎日の積み重ねが大事だと、改めて実感しました。

あの広大戦を機に同期全員で、変わらないとという意識も芽生えたし、インスタで発信もするようになりました。それを見て、後輩のみんなもついてきてくれて、本当にFINALまでの僕たちは今までで一番最高のチーム状況だったと思います。

だからこそ、FINALで負けた時、しぬほど悔しかったです。このチームで負けるんかって。


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引退した僕たちはもうどんなに努力をしても、FINALの舞台に立つことはできません。中四国制覇はできません。想いは後輩に託します。

僕から言いたいことは、これから絶対うまくいかず伸び悩む時期はきます。しかし、よしひこも言っていたように、そこで腐らずひたむきに努力しろということです。自分を信じない奴に努力する価値はないと思っています。FINALのあの悔しい気持ち、岡大が喜んでいるあの姿を自分の中で風化させることなく、己を信じで報われるまで努力を継続させてほしいと思います。そうすることで自ずと結果はついてくると信じています。

わっきーさんがいつかの全体ミーティングで話してくださった「予悔」の話にもあったように、FINALでもし負けたら、そして負けないために今自分にできることは何か、しっかり自分の中で自問自答し、来年のシーズンが終わって、悔いることがないように予め悔いて、今できることを全力でやってほしいと思います。


最後にちょっとしたメッセージを。


3年生、

めっちゃ生意気で、舐められまくっとったけど、そんな可愛げのある3年が大好きでした。FINALで負けた後、一番涙流しよったのは3年で、そのあとの飲みでも3年が泣きまくりよって、なんか嬉しかったし、良い代やなあって思いました。そんな3年ももうラストイヤー。28期の想いが伝わって、みんなインスタで発信したりジム行ったり、めちゃくちゃ気合い入っとって嬉しいです。僕らの想いも乗せて、来年こそは絶対中四国制覇してな。たのむで。

頼りない先輩やったかもしれんけど、短い間ありがとう。


ここからは現役全員に向けて、

4年間で絶対しんどい時期は来ると思うけど、「中四国制覇」という目標はみんな同じで絶対変わらないと思うので、仲間と手を取り合って、自分を信じて、チームを信じて、中四国制覇に向かって全力で突き進んでいってほしいと思います。絶対やれる。応援しています。


「意志あるところに道は拓ける」


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そして28期のみんな、

最初は25人ぐらいおった同期も、最後に残ったのはこの11人。一人一人キャラが濃くて、麦わらの一味みたいな同期でした。そんな僕らはバランスの取れた最強の代だったと勝手ながら思っています。けんとを筆頭に最高の代、最高のチームを一緒に作り上げることができて本当に誇らしく思います。僕らに残されたのはあと卒業旅行のみです。この最強な同期で最高な旅にしよう。

4年間本当にありがとう。


これにて長かった10年の部活動人生に幕を下ろしました。一つの大きな物語が完結したように思います。中四国制覇をして有終の美を飾ることはできませんでしたが、僕にとってこのストーリーはとても美しいものだったと思っています。この先の人生で、もうこんな経験ができないと思うととても儚いです。一瞬の喜びのために、果てしない努力をするスポーツマンって我ながらめちゃくちゃかっこいいなあ。

お疲れ自分。

かんたろうさんと、しょん兄たちに新歓されて入部しましたが、最初はいつ辞めようか、そんなしょうもないことばっか考えていました。でも、かんたろうさんたちの代がFINALで岡大に負けて涙を流している姿を見て、悔しくて、絶対に岡大倒して中四国制覇してやるという熱い気持ちが自分の中で芽生えたことを覚えています。先輩方には本当に感謝しています。

そして気づけば引退。本当にあっという間でした。こんなに熱中できて、濃い4年間を過ごせて、大切な仲間にも出会えて、僕は幸せです。

ラクロス部に入って本当によかったです!これからもちょこちょこ部活には行くので、その時はまた一緒にラクロスしましょう!


4年間くそお世話になりました!!!


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長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました!


#15 神田悠生

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