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引退ブログ 2025 vol.4 「刹那」 #91 桂匠史


日頃より徳島大学男子ラクロス部への温かいご支援・ご声援を賜り、誠にありがとうございます。


Finalからはや3週間、院試があったため落ち着けるタイミングがありませんでしたが、ようやく一息つくことができました。みんな受かってれば最高です。


最近はバイトがなければ練習に行くラクロスおじさんになってしまいました。少し練習に参加するだけで太ももの裏に張りを感じて、引退したという事実と身体の衰えを感じています。





この4年間は長いようで短く、充実した4年間でした。


自分が1年生のときはコロナの規制が緩和され始めた年だったため、食堂前で新歓をしている団体がラクロス部とアメフト部ぐらいしかありませんでした。

元々大学ではサークルでも入ってテキトーに過ごすつもりだったので、ラクロス部に入る気は全然なかったんですけど、1週間ぐらいずっと新歓に行って色々話をしていたら、入ってもいいかなって考えが変わっていきました。最終的には、たけぞうさんの「一回ペン持ってみん?」という必殺技で入部しました。流れで入ったのもあって同期のみんなは自主練とかをしているのに自分は家に帰って寝るみたいな感じで、今思えば絶対にやめるやつのムーブをしてました。

特にサマー前は自主練をした回数なんて片手で数えられるほど少なかったかもしれません。ロングを持ってから自主練は増えましたが、それよりバイトを優先したり、睡眠を優先したりと、ラクロスにかける時間が短かったです。

ウィンターで全試合を通して1失点で優勝できたのはディフェンスとしてはめっちゃ嬉しかったけど、個人としては特に印象に残るプレーもなく、もちろん個人賞もなし。岡大のロンミのひろゆきと比べて、勝てている要素がなかった。



2年生ではかけるさんが怪我をしていたため、あきとさんのサブとして試合にちょくちょく出してもらえてたけど、ほんとに何も出来ませんでした。あきとさんにライドもっとこうしろって言われて、ビデミでも上回生に色々言われる。それに対してはいって返事して、理解しようとすることしか出来ず、自分の考えを持てずに、成長を感じることがあんまりありませんでした。クリライの練習がある時なんてほんまに行きたくなかったです。1番覚えてるのはつま恋で明治のロングにぶっ飛ばされたやつです。4年間であれ以上に痛かったのありません。何もせずに涙が止まらなくなる経験は多分2度とないと思います。



3年生でも、あきとさんのサブとしてだったけど、2年生の時と比べてプレー時間を貰えたのもあって、自分のプレーや考えを言語化することが少しずつ出来るようになってきました。2年のときに色々言われて知識がついたのもあるかもしれません。成長を実感することは出来ていなかったけど、実は結構大事な1年だったのかな思います。実際3年になってライドでの落とし所を狙えるようになったり、1on1でも相手の状態を見てチェックを打てるようになりはじめたりと、出来ることが増えてきてる感じがして1番楽しかったです。

ただ練習はマジできつかった。ポジ別が終わればそれよりしんどいものはないぐらいでした。ほぼ休憩なしでグラボースタートのハイスケールは鬼かと思ってやってました。いちろーがしんどすぎて怒るのも分かるレベルやった。でもこれがあったからめっちゃ体力もついたし上手くなれたと思います。

Finalサドンで負けてしまって本当に悔しかった。試合後も終わった後の飲み会でもめっちゃ泣いた。来年絶対に中四国制覇するって決意しました。



4年生になってから悩んだのは、ディフェンスは全員4年で出来るけど1人でも怪我をすれば3年がいないから、2年生を出すことになること、そしてウイングの問題。2年生をどーするかは結構同期のロングで話したりもしました。自分は2年生の時先輩に質問したりとかあんまり出来なかったから、とりあえず自分の考えてることを伝えようと思った。あと、考えてプレーして欲しかったから話す時になんでそーやったかをとりあえず聞くことにしていた。あんまり完璧には出来てなかったかも。あきとさんも俺らにおんなじこと思いながらやってたんかな。

ウイングはあきとさんとひろとさんがおらんくなってやっぱり拾い切れることが減っていたから、FO陣がどうして欲しいっていう話を聞いたりとかもした。3年生まではとりあえず寄るだけだったのが手元勝ってるからこのスペース開けようとか新しい考えも得ることができました。

4年ではリーグで得点を取ることを目標にして練習からカナディとか、ブレイク系の練習で上に入るようになった。3年の時までだったらほとんど入ったことがなかったから、パスのタイミングも精度も悪かったし、ショットの判断も全然出来なかったけど、練習すればするほど良くなっていってディフェンス以外にも楽しさを見つけれてラクロスがもっと面白くなった。赤橙戦では実際ブレイクから点も取れた。あれはめっちゃ気持ちよかった。ただリーグでは点が取れなかったのが心残りです。

Final4は緊張感がありながらも楽しい最高の試合だった。ずっとサドンで負け続けていた中で勝ち切ったから、Finalで負ける気がしてなかった。

でもFinalは岡大に完敗だった。あっさり負けてしまった。数字で見れば3対6だけど実際には8点も取られてた。周りから徳大のディフェンスは強いって言ってもらえてたのに不甲斐ない結果になってしまいました。

4Qの最後、マンダウンで落としにいっている時、明らかに自分のところで1on1をかけられて悔しかったけど、同期のロングと違って4年間1on1から逃げてしまった自分にツケが回ってきたんだと思う。

終わった後、すぐには涙が出てこなかったけど、観客席に挨拶する時、あんなにOBや保護者の方々、1年生が応援してくれたのにあっさり負けてしまったのが申し訳なくて泣いてしまった。

4年間を振り返ると、しんどいことの方が多かったかもしれんけど試合に勝てばそんなんどーでもよくなるぐらいの嬉しさ、楽しさがあった。サークルで遊んでるだけやったら絶対に味わえん部活やからこそのものがあったと思います。




後輩達へ

俺みたいに最後の最後に後悔することのないようにしてください。1年あればなんでも出来るし、変えることができます。何もしなかったら、それ相応の結果しか自分に返ってきません。みんなが中四国制覇を成し遂げることを応援しています。



同期へ

最初は29人もおった同期も気づけば13人になってもてたな。でも最高の奴らが残ったと思う。みんなと4年間やれてほんまに楽しかった。

最初はマネの2人以外は徳島に後2年おる予定やったのに、なんか知らんうちにおらんくなる人が増えてたな。

バラバラになるけど、またみんなで集まって同期会しましょう。





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