まず初めに、平素より徳島大学男子ラクロス部を応援して頂いている、OBOGの皆様、保護者の皆様、関わっていただいた全ての方に、心より感謝申し上げます。
こんにちは。28期の増田啓翔です。
引退してから1ヶ月以上経っていると思うと本当に時間の流れが早いなと感じます。ラクロスをしている4年間は本当に長く濃密な時間を過ごしていたんだなと改めて思いました。
そんな4年間について書いていこうかなと思うので良かったら最後まで読んでいただけると嬉しいです。
入学した当時はコロナの影響もあり6月までは自堕落な生活を送っていました。そんな影響もあり6月から始まった対面新歓では運動系のサークルに入ろうと考えていました。
しかし、当時の同期プレイヤーに無理やりラクロス部の体験会に参加させられ、いざやってみると楽しくてラクロスもありかなーって気持ちが少しだけありました。それでも週5での練習に渋っていたのですが先輩たちの熱い話を聞いてノリと勢いで入ってしまいました。
いざ入ると練習は楽しいし、同期といるのは面白いし、1回生コーチは優しいし、入って正解やったなと思いました。この頃はとにかく楽しくて自主練をひたすらやり、ナイターにも積極的に参加してました。その甲斐あってか1年の頃から試合に出させてもらい今思うと本当に有難かったなと思います。
そしてこの年のFinalの後のぶおうさんから背番号18を頂きました。貰った時は嬉しくてこの18番でもっと活躍してやるって思いました。
しかし、1年のウインターでは準決勝敗退この時は本当に悔しくて絶対に見返してやると心に誓いました。正直今までスポーツでここまで悔しいと思ったことがなかったので初めて泣いたかもしれないです笑
2回生になるとATになるかMDになるか選択を迫られました。当時はのぶおうさんがATだったので自分もATをやろうと考えて最初はATになりました。
有難いことに今年も多くの試合に出してもらったのですがつま恋でボコボコにされた上に怪我で1ヶ月以上離脱してしまい今思うと1番しんどい時期だったなと思います笑
そして、リーグ戦終盤ではATからMDになり動き方もまた覚えなければならなくなり大変でした。そんな中で松山大学に負けて四国リーグ2位通過となり、Final4で岡山大学と当たることになってしまいました。岡山大学は先輩達がFinalで苦い思いをしてきた相手であり強敵であったので本当に申し訳ないと思っていました。
迎えたFinal4では決勝点をあげることができ無事に勝つことができ最高に気持ちよくてよく試合を見返してました笑
Finalでは惜しくも広島大学に負けてしまい来年は雪辱を晴らそうと思いました。
3回生になると両面MDとして今のプレースタイルと近い形になりました。この年はゾーンマンツーをDFが新たに始めたのでDFとOFどっちのmtgも参加して必死に覚えました。
そしてウイングにも初めて入るようになりました。以前からGBは結構得意ではあったのですが試合を経てウイングで活躍するようになって初めて自分の武器だなと思うようになりました。正直あきとと一緒にウイング入ったら中四国では絶対に負けない自信がありました笑
開幕の岡山大学戦では得点を挙げることができ、ウイングでも仕事が出来たので引き分けでもとても嬉しかったです。でもそれ以降のリーグ戦ではショット力不足に悩みました。今まで自分はシュートが遅いため、まくりやS字で入り込んでのシュートで誤魔化していたのでそのツケが回って来たなと後悔しました。
結局Final4の広島大学戦では得点を取れずこれといった活躍をしないままサドンで負けてしまいました。
試合が終わり観客に向かって話すたかなりさんの言葉を聞いて自分は無力だったな、本当に申し訳ないなと感じ、この悔しさは自分たちの代で絶対に晴らしてやると1年越しに改めて決意しました。
4回生になると全てに責任があるなと感じるようになりました。良くも悪くも自分たちの行動がチームの姿を決めてしまう立場であることのプレッシャーがあると思いました。新チームの方針を決めていくのに同期で1ヶ月以上話していましたが今思うとめちゃめちゃいい時間だったなと思います。引退した今でも自分たちがやってきたことは間違っていないって胸を張って言えます。
それでも実際に始動してみると上手くいかないところもあり同期に頼りっきりになってしまっていました。そんな中で自分に何ができるかなって思ったらアップで声を1番出す、メニューのセットに最初に入る、チェイスやGB、ライドを全力でやり行動で示して行くことだなって考えてやるようにしていました。
プレー面でも4回生の自分が点を取らないとダメやと思い得点力向上を密かに目標にしていました。その結果つま恋やスーパーカップでは多くの得点を挙げることができました。
自信を持って迎えた開幕では岡山大学に勝利しました。正直岡山大学に勝った回数の方が少なかったので本当に嬉しかったです。そして、自分達のチームが誇らしいなと思いました。
その後のリーグ戦では広島大学に引き分けてしまいましたが1位通過することが出来ました。それでも岡山大学や広島大学との実力はほとんど一緒やし個人技術でいったら向こうの方が上じゃないかと思っていたので内心今のままで勝てるのかと焦っていました。
みんな同じ気持ちだったのかFinalに向けて最後の1ヶ月で段々といい雰囲気や勝てるチームになっていったと思います。
迎えたFinalでは正直負ける気はしませんでした。やれることは全てやってきたし頼もしい後輩や同期が居たら絶対に勝つだろうと言う気持ちで臨みました。
試合序盤はオフサイドからのマンダウンで失点と流れが悪い中で内抜きランシューで点を取れて本当によかったです。3Q途中では4-2でリードすることができ正直このままなら勝てると思ってしまいました。しかしその後逆転され4Q途中で1点を追いかけてるいる時はただ負けたくないと焦っていました。4Q終盤でしゅんすけが得点した時は安堵したのを覚えています。同点でもつれてサドンになった時には絶対に勝てるって気持ちしかありませんでした。
しかし、それでも僕たちは負けてしまいました。正直負けた瞬間何が起こったのかよく分からず一瞬思考が停止していました。それでも周りで俯く仲間と喜んでいる岡山大学を見て負けてしまったんだと理解しました。
この時部活人生で1番泣いたと思います。それほどこの4年間にかけていたんだなと改めて思いました。
試合後、後輩達が泣いている姿を見て自分たちは始動当初考えていたチームを作れたなと思いました。そして来年きっと自分たちの思いを継いで中四国制覇を成し遂げてくれるだろうなっ思いました。こんなチームを作れて本当に同期、後輩、コーチには感謝しかないです。
最後に
ラクロスに出会えて、徳島大学男子ラクロス部に入って本当に良かったです。同期はすごい頼りになるし正直このメンバーじゃないとこのチームは作れなかったと思う。2、3回生はしっかり着いて来てくれてこんないい後輩は他にいないと思う。コーチの方々は本当に自分たちを勝たせるために色々助けて頂きありがとうございました。最後の最後で勝ちきれなくて申し訳ないです。
4年間長いようであっという間でしたが自分にとって人生で大切な時間の1つだと思います。
まだまだ時間のある現役はこの時間を少しでも大切にして欲しいなって思います。これからはOBとして遊びに行ったり応援しに行ったりするので頑張ってください!
4年間本当にありがとうございました!
#18 増田啓翔