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2024

引退ブログvol.9 「誇りと悔しさを胸に」 #1 遠藤 圭亮

24シーズン副主将、遠藤圭亮です。


まず、保護者の皆様、OB・OGの皆様、そして関係者の皆様。徳島大学男子ラクロス部への温かいご支援とご声援に、心から感謝申し上げます。



徳大では自分達の代が初めて引退ブログを書くのでしょうか。

今まであまり引退ブログも読んでこなかったからか、書いては消して、書いては消しての繰り返しで、なかなか自分の伝えたい事、考えている事を文章にする難しさを改めて痛感しております。

他大学の引退ブログなどと比べるとだいぶ拙い文章かとは思いますが、最後まで読んでいただけると幸いです。



finalで負けたあの日から約1ヶ月くらいが経ちました。

サドンの末に敗れる。しかも2年連続。

俺たち28期は負けてばっかりの代でしたが、

今年こそは勝てる。

そう信じてた。

でも勝てなかった。

決勝点を決められたその瞬間、以外にもすんなり負けたんだと悟った気がする。

帰りのバスでは泣きまくるのかと思えば、意外にも第一に生まれたのは「やっと終わったー」という感情。


自分でも驚いたぐらいだったが、それ程この一年は自分なりに考えて、苦労してやってきたのだと思う。


悔しいという感情は後からやってきて、それは1ヶ月経った今でも、薄れること無く襲いかかってきます。

次はやり返す。とか、この悔しさを糧に。

とか、そんな事も許されない。甘い世界じゃないんだと思い知らされる。

本当に厳しい世界です。



そして、そんなスポーツの世界では「勝たなければ意味がない。」「勝者こそが正義」などの言葉をよく耳にしますが、自分はこの言葉が嫌いです。


今年の1年間が意味がなかったのかと言われればそうは思いません。28期の始動ミーティングで理想とした、one team、Hard work。

正にそれを体現したチームだった思います。


喜ばしい事に今年チームに関わってくださった方々からは最高のチームだったと言っていただくこともできて、それは自分自身もそうだと思える事ができていています。

敗者ではある者の、1年間を通して確かな物を得る事が出来ました。


ただ、中四国制覇という目標を掲げて戦ってきた以上、その目標を達成できなかった事実があります。

つまり、今年のチームは「正解」ではなかったということです。


「良いチーム」と「強いチーム」は、一見似ているようで実は異なるもの。

良いチームとは、仲が良いこと、互いに尊敬し合うこと、雰囲気が良いなど、様々な捉え方があると思います。

一方で、強いチームとはただひたすら「勝つ」こと、それだけです。


ただし、強いチームになるためには、まず良いチームでなければならない。

別の言い方をすれば、強いチームになるための前提条件として、良いチームである事が必要です。


これは極論かもしれませんが、例えばミスをした人への対応として、「怒る」や「励ます」といった選択肢がありますが、今年はその中で「怒る」という選択肢を取れる人間がどれだけいたでしょうか。

雰囲気を良くしたいがためだけの慰めや励ましは、時に無意味です。

これは、長年徳大の長所であり、同時に短所でもあります。



ミスをして誰かが怒っただけで雰囲気が悪くなり、その結果さらにミスを連発する。そんなチームが優勝できるチームに相応しいでしょうか。

優勝するために、雰囲気の良さだけでなく、「強さ」に目を向けて欲しいと思います。

もちろん、だからといってただ怒れば良い、励ましの言葉は不要だ、と言っているわけではありません。


重要なのは、強くなるために、勝つために何が必要かをチーム全員が考え、行動に移すことです。そうすれば、必ず優勝できるチームになれると信じています。



あと、強くなる上で、少し気になる事があります。それは基準が低すぎる。と言う事です。


よく関東の選手などを見て、雲の上の存在かの様に捉えている人が多いと思います。俺だって勿論そいつらの方が上手いって分かっています。尊敬しています。

でも、いつも悔しいな。そいつらより上手くなりたいなって思っていました。

だってラクロスやってる期間変わらんし、同じ人間やし。特に自分より後輩の奴なんかには、絶対負けたくないって思っていました。


ただ憧れるだけで終わらせず、追いつき追い越すために何をすべきか考え、行動して欲しいと思います。


そうすれば、いつの日か中四国地区が関東、関西を超える日が訪れるのかも知れません。



で、ここまで偉そうなことばかり言ってきましたが、肝心の自分自身は、OFリーダーとして、背番号1として何も成し遂げることができませんでした。個人賞も0個。 

特にこの1年間は、自分の無力さを痛感する日々でした。


強いチームには必ず、チームを助けられる存在、まるでヒーローのような選手がいます。

例えば、慶應の藤岡、明学の小峰、神戸の1番や7番。サッカーで言えば、メッシやクリロナ、エムバペのような存在です。

そして、徳大では背番号1こそが、そのヒーローになる必要があり、かつての自分が知る1番はまさにヒーローそのものでした。


ですが、自分は開幕戦の絶不調を皮切りに苦しい試合が続き、結局最後の最後までそんなヒーローになる事はできませんでした。


「MVPを取る。」

これは今年のチームの発足時、ひそかに立てた目標でしたが、叶う事はありませんでした。


結局、何もなし得る事ができないまま引退。

自分に対してやるせない気持ちと、チームに対して申し訳ないという感情が、今でも胸に残り続けています。


そんな自分ですが、全部が全部悪いことばかりだったわけではありません。

2年間OFリーダーとしてやりきったこと、それ自体には誇りを持てています。


チーム状況や相手の守り方に合わせた戦術の構成


必要な技術から逆算した、練習メニューの提案


みんなからダルがられてもビデミをする


発展時の発言は端的に分かりやすく


弱音を吐かない


パッと考えただけでもこれくらいは意識していました。

6on6で中々上手くいかなかった時、打開策を考える為に、一日中、試合観たりね。


実は以外に頑張っていました。

少しくらい自分を褒めてあげたいです。


そして、来年ではしんたろう、りお、やまけん。

3人がこのような役割をしないといけません。

本当に苦労すると思う。

苦労するべきだとは思いますが、本気で取り組んで、中々上手くいかなくて、悩んで、どうしようも無くなって、弱音吐きたいって思ったら、いつでも言ってきてください。


必ずその時は力になるし、愚痴でもなんでも聞いたるから。


その代わりみんなの前ではいつでも立派で、強い姿を見せてチームを引っ張っていってください。

約束です。



それではこの流れのままメッセージに移ります。


たけぞうさん

1番を預けてくださり、ありがとうございました!本当に成長できました。今でも自分の中の背番号1はたけぞうさんです。

2年生の時は本当に迷惑かけまくってすみませんでした笑

クリスマスクリメで同じATとして試合できるのめっちゃ楽しみにしてるんで、必ず来てくださいね!


ゆうまさん

ゆうまさんが言ってくれた「お前は立派な1番やったぞ」って言葉嬉しくて今でも鮮明に覚えてます。少しだけ報われた気持ちになりました。

ゆうまさんが居たからこそ今年のチームがここまでこれたのだと思います。コーチを引き受けてくださり、ありがとうございました!


ふうきさん

東京-徳島間という初めての試みでしたが、本当にありがとうございました。

未熟なOFリーダーですみませんでした。

今から上手くなりますね笑


けんすけさん

去年のけんすけさんと苦労して、試行錯誤して、練習していた毎日が自分を成長させたと思っています。

いつまでも僕たちのアニキはけんすけさんです。また飲みに行きましょうね。



後輩達

怒ってばかりの人もいたけど、みんな大好きです。て事で、まだまだ練習行くのでどんどん頼ってください。飲みにもいこね。

そして…中四国制覇してください。

全学でも見せつけてください。

よろしく!


同期へ(順番適当ね。)


あきと

あきとがいたから徳大が強くなれた、あきとがいたからここまで勝ち進んでこれた。本気でそう思えるほど、上手くて、努力家で、尊敬する所ばかりです。

社会人でもラクロス頑張って!俺もやりたくなったらやろうかなーって思ってるから、そん時はよろしく。



よしひこ

今まできつい事もいっぱい言ったよな。ごめんな。同期として、友達として本気で活躍して欲しかったし、一緒にラクロスしたかったから。

それでもめげずに頑張ってくれて、上手くなって、俺達の欠かせないチームの一員になってくれた。勉強もしんどかったやろうに。

これからは楽しく、気楽にラクロスやろーな。



けんと

俺らの代の絶対的キャプテン。何なら徳大史上1番のキャプテンやと思ってる。

新チームが始まる前、キャプテンは俺か、けんとかってなったけど、けんとで良かったっていつも思ってた。

ここまでのチームに作り上げてくれてありがとう。

けんとを胴上げしたかった。勝たせたかった。でも現実は厳しいな〜。

けど一緒にやれて楽しかった。ありがとう。



さめりん

1年の時から何気に1番変わったんちゃう?

上からやけど立派なMGになったと思う。

はなと一緒によく頑張ってくれました。

まだ徳島おるんやろ?練習来れますね。



はな

ラクロス部のお母さん的キャラ。

バイトも一緒で色々めっちゃ話したな。

TSリーダーとして2年間やって、その苦労は痛いほど分かってるつもりです。

MGながらにチームの事を本気で考えてくれて、頼りにしてた。

ありがと!



しゅん

まじ相棒。プライベートでもラクロスでも。

ホットラインは後半あんま見せれんかったけど、岡大の同点弾まじ嬉しかった。でもやっぱり全国に見せつけたかったな。

しゅんがいたからここまでやって来れた。

どんな時でも横にいてくれた。ありがとう。

あと2年間、俺らが徳大強くしような。

これからもよろしく。



ようた

ロングやって、ショートやって、編入もして(できてない)色々やって、凄いと思う。

院試中一緒にパスタ行った時だいぶメンタル死にかけてたけど、あの時なんか持ち直すこと出来たんよな。ありがと。

ようたも徳島まだおるね。練習来れるね。全然こんからそろそろ朝電話するよ。きてね。



ひろと

背中で語るタイプの1番かっこいいやつ。

GBまじ意味わからんくらい拾うし、ボールアップ絶対走ってやるし、まじで尊敬しかない。

徳大はひろとみたいなんがいっぱい出てくる様なチームになってほしいな。

18番しっかり継承したな。あとは有志に頑張ってもらおうか。



じゅん

よしひこと同じでいっぱい怒ったか。ごめんよ。

それでも素直でいつも明るくて後輩の面倒見もいい潤はチームには欠かせなかった。

final点決めたかったなー。潤が決めるのが1番熱いんよな。アシストできずごめんな笑



ゆうせい

お前も相棒。

俺に持ってないもの全部持ってた。

優勝して、バス横で泣きながら徳島に帰る。

密かに俺の裏目標やった。

叶えれなかったけど、4年間ありがとう。出会えてよかった。

徳島からいなくなるの辛いからまた来てな。

彼女ばっかりあかんよ。


(これ潤居ないけど。好きな写真)


卒業旅行でこれより良い写真撮ろね。

"28期"でまだまだ楽しい思い出作りましょう。




そして最後に。



今まで色々ありましたが、徳大ラクロス部に入って本当に良かった。

何者でも無かった自分何者かにしてくれた、ラクロス部はそんな場所だと思っています。

リーダーとして不甲斐なくて、こんな口うるさくて、頑固でどうしようもない自分を受け入れてくれて、頼りにしてくれた皆んな。

ありがとう。

そして、自分もお疲れ様。



最高な4年間でした。

楽しかった!




"PRIDE"





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